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遠藤学長一行がフランス?ストラスブール大学、スイス?バーゼル大学、ドイツ?カールスルーエ工科大学を訪問

2018年11月14日から11月16日の3日間に渡って、遠藤学長率いる訪問団(7名)が、欧州研究機関とのパートナーシップの強化及び国際交流活動の活性化を図ることを目的として、フランス?ストラスブール大学、スイス?バーゼル大学、ドイツ?カールスルーエ工科大学の3大学を訪問しました。

11月14日、一行はまず、JSPSストラスブール研究連絡センターを訪問し、西郷和彦センター長、マリー?クレール?レット日仏大学会館館長(ストラスブール大学名誉教授)、中谷陽一ストラスブール大学協約教授らと今後の学術交流の推進について意見交換を行いました。その後、一行はフランス?ストラスブール大学を訪問しました。ストラスブール大学は、数多くのノーベル賞受賞者を輩出しているフランス屈指の研究力を有する大学です。Michel Deneken大学長との面談では、今後、研究?教育に関わる両大学間の学術交流協定締結を目指すことが話し合われ、協定締結に向けた連携協力を約束する合意書に両学長が署名しました。翌日15日の午前中は、2グループに分かれ、1つのグループはライン川上流域ヨーロッパ大学連合(Eucor)コーディネーターオフィスのディレクターであるJanosch Nieden氏と面談を行い、もう一方の遠藤学長らのグループは、ブラジルや台湾にネットワークを持つ、国際的なガン治療のトレーニングセンターであるIRCADを見学し、Jacques Marescaux教授(IRCAD 所長)から施設の説明を受けました。

合意書に署名した遠藤学長(左)と Michel Deneken学長(右)

今後の国際学術交流について意見交換を行う関係者ら

表敬訪問での集合写真

Jacques Marescaux教授からIRCADの説明を 受ける遠藤学長

11月15日、大学間学術交流協定校であるスイス?バーゼル大学を訪問しました。バーゼル大学とは、2014年1月に本学理工学研究部とバーゼル大学理学部の間で部局間学術交流協定を締結、2018年3月には大学間学術交流協定に格上げとなり、学術交流及び連携関係を積み重ねてきました。今回の訪問では、新たな研究交流の可能性を探るため、ファーマセンター、バイオセンター及び医学部の研究室にて本学教員の研究内容の紹介を行い、幅広い分野での双方向の学生交流や研究交流の可能性について意見交換を行いました。また、畑中理事、人文学部中島教授及び井村国際部長はバーゼル大学国際交流担当者と面談し、お互いの大学に関する情報交換や今後の両大学の交流推進について話し合いました。

バイオセンターでの打合せ

国際交流担当者との面談後の集合写真

11月16日、ドイツ?カールスルーエ工科大学(KIT)を訪問しました。先方国際担当者Oliver Schmidt氏によるKITの紹介の後、EUCOR担当者Serviola Beqiraj氏からフランス?ドイツ?スイスにまたがるライン川上流域にある5大学によって構成されているEucor‐ヨーロッパキャンパスについての紹介があり、本学側からも、大学紹介を兼ねた本学教員の研究内容についてプレゼンテーションを行いました。その後、トリチウム実験施設(ITEP-TLK)を訪問し、本学水素同位体科学研究センターとITEP-TLKとの共同研究協定書が取り交わされました。また、トリチウム?ニュートリノ実験装置であるKATRIN(Karlsruher Tritium Neutrino Experiment)も見学しました。帰国後のEucor学長協議会では、今回訪問した3大学以外にも本学の情報が共有されました。

Beate Bornschein ITEP-TLK所長(左) と遠藤学長(右)

本学の研究内容を紹介する畑中理事

カールスルーエ工科大学前での集合写真