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ノーベル化学賞受賞者 田中耕一特任教授による特別講演を開催

 5月7日、2002年ノーベル化学賞受賞者の田中耕一氏(株式会社島津製作所シニアフェロー、富山市出身)による特別講演「質量分析の基礎から応用まで」を、杉谷キャンパス医薬イノベーションセンター?日医工オーディトリアムにおいて開催しました。
 今回の特別講演は本年4月から田中氏が本学及び富山県立大学の特任教授に就任したことを受け、主に両大学の医薬?理工系学生を対象として、富山県、富山大学、富山県立大学の主催により開催しました。 学生が日本を代表する研究者である田中氏の言葉に直に触れることで、学ぶことの大切さや、ものづくりの魅力に今一度目を向け、今後更なる飛躍のきっかけとなるよう企画され、当日は両大学の学生?教職員、県内企業関係者など400人以上が参加しました。
 講演は石井隆一知事、遠藤俊郎学長の挨拶で幕を開けました。田中氏はノーベル化学賞受賞のきっかけとなった質量分析の理論を分かりやすく解説するとともに、「異なる分野における学びがあって、新しいアイデアの発想につながる」と幅広い視野を持つ重要性を語り、参加者は熱心に耳を傾けていました。最後に石塚勝県立大学長が挨拶し、特別講演は幕を閉じました。
 参加した学生からは、「今後の研究の励みになった」、「専門分野にとらわれない考え方を身につけていきたい」といった意見がありました。 なお、両大学では、後学期に田中氏による講義を行う予定です。

※「たかかず」の「たか」の漢字は、正しくは「隆」の「生」の上に 「一」が入った字体です。极速体育直播,极速体育appページでは、この字体を表示できないため、「隆」を用いています。

講演を行う田中耕一特任教授

講演会場の様子