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杉谷1番塚古墳発掘調査現地説明会を開催

8月24日(土)、富山大学杉谷キャンパスにある杉谷古墳群の中の杉谷1番塚古墳において、発掘成果を一般に公開する「発掘調査現地説明会」が開催されました。発掘は、富山大学人文学部考古学研究室(代表:髙橋浩二)が7月28日からすすめていました。

この古墳は長さ約56mの古墳時代前期の前方後方墳と考えられているもので、1974年に富山市教育委員会が調査して以来、45年ぶりの本格的な発掘となりました。発掘の結果、古墳の周りに掘られた溝(周溝)が2箇所で発見されました。また、古墳の端を示す墳裾が確認され、正確な長さを明らかにするための手がかりが得られと他、土器片も150点ほど見つかりました。これらの発掘成果はテレビや新聞でも報道され、大きな話題となりました。

発掘調査現地説明会の当日は天候が心配されましたが、幸い天気にも恵まれたおかげで、研究者や地元住民など約60名の方々にご参加いただきました。11時から説明が開始され、発掘された周溝や墳裾、土器などの詳しい解説に皆さん熱心に耳を傾けていました。説明が終わった後も、発掘箇所を何度も見直す方や作業をしている学生に質問をする方も数多くいました。