マクロ経済学Ⅰ
掲載内容は当時のものです。
マクロ経済学の授業では「マクロ経済」について勉強します。
では、そのマクロ経済とは何かといえば、一国(日本やアメリカなど)や一地域(富山県やEUなど)といった様々な人々や企業の集合体が作る経済のことを言い、マクロ経済学はそれらの経済活動に焦点を当てた学問です(対して個人間や企業間といった個々の経済活動に焦点を当てた経済学はミクロ経済学と呼ばれます)。
マクロ経済学を通して、例えば①日本の国内総生産(GDP)や失業水準がどのように決まるのか、とか②不況時や好況時に政府はどのような政策を採ったらいいか、さらに③生活環境が変わることで経済がどのように変化するのかについて分析することができるようになります。
特にマクロ経済学は日常生活と密接にかかわってくる学問です。たとえば、2019年10月に消費税率が8%から10%に増加しましたが、その是非についての議論はマクロ経済学の守備範囲です。また、最近のコロナ問題によって日本経済がどのような影響を受け、政府はどんな政策をとればよいか考えることもまたマクロ経済学の守備範囲です。
加えて、巷にはエコノミストという肩書のもと、最近のマクロ経済学をしっかりと修めることなくワイドショーなどで政策提言を行っている人もいるのが事実です。マクロ経済学を学ぶことで、そういったコメントについて批判的に考えることが可能になり、本当に正しいのかどうか自分で判断を下せるようになります。
関連リンク
- マクロ経済学Ⅰ(シラバス)