富山大学 理学部 学部案内2024
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物質の不思議を解明し、分子で未来を切り拓く化学科4年化学科4年プログラム紹介/化学プログラム 化学という学問は、数学、物理学、生物学、地学とも関連が深く、研究対象も広範囲にわたっています。そのため、化学プログラムは1つの学問では満足できない、好奇心旺盛な人にはぴったりだと思います。 4年生になると研究室に配属されますが、各研究室では有機分子、金属錯体、無機材料、生体分子などの様々な物質を扱っています。これらの合成に関する研究はもちろんですが、物理学に近い光物性の研究や、生命現象に関連する研究、さらには資源?エネルギー問題に結びつく研究など、研究対象は非常に多岐にわたっています。 「いろんな分野のことを学びたい」、「座学も研究もどちらも妥協したくない」と考えている人は、富山大学の理学科を受験し、化学プログラムを目指してみてはいかがでしょうか?13身の回りにある、ありとあらゆる物質、それが化学の研究対象です。物質を探求し、創造するためのアプローチは高校化学よりも高度な無機化学、有機化学はもちろん、物理学、生物学との境界領域である物理化学や生物化学など、多岐に渡ります。新しい化学反応、物質の未知の性質、新素材や機能性物質、生命の起源、エネルギー問題に至るまで、未来を切り拓く最先端の研究に一緒にチャレンジしてみませんか? みなさんは「化学」と聞いて何を思い浮かべますか?高校の授業で習う「理論?無機?有機化学」? 「錬金術」? それとも「お薬」? 色々ありますよね。個人的には物質を扱うものすべてが「化学」だと思います。 多数の反応を組み合わせて天然物を合成したり、光を用いて化学反応の追跡をしたり、はたまたRNAに新しい機能を持たせたりとその人の興味次第で様々なことが可能です。 ただし、現状では全ての物質、全ての反応を意のままに操ることができません。それを可能にするためには、まず「化学」を知る必要があります。 ここ化学プログラムでは、1、2年生で一般教養や理系科目の基礎、3年生でより専門的な内容を学び、実習を通してそれらを身に着けていくことができます。4年生になると、いよいよ自分の興味の赴くままに「未知」を「既知」にしていきます。ぜひ富山大学の化学プログラムで、自分の興味のある「化学」を楽しみませんか?Program of Chemistry化学科の先輩からのメッセージ化学プログラム

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