大学概要2024
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Outline of University of Toyama 202462024年1月、科学技術振興機構(JST)共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)令和6年度本格型昇格プロジェクトとして、本学を中心とする「富山循環経済モデル創成に向けた産学官民共創拠点」が採択されました。COI-NEXTは、地域大学等を中心とし、地方自治体、企業等とのパートナーシップによる、地域の社会課題解決や地域経済の発展を目的とした、自立的?持続的な地域産学官共創拠点の形成を制度趣旨とするものです。 本学は、令和4年度に同プログラムの「地域共創分野?育成型」に採択され、「富山循環経済モデル創成に向けた産学官民共創拠点」を設立。年度あたり2,500万円、令和5年度まで2年間の支援をいただき、アルミニウム資源のアップグレードリサイクルに係る取組を起点とした「循環経済型イノベーション都市」の実現に向け、産学官民の幅広いステークホルダーとの対話を重ねてきました。今回その活動が評価され「本格型」への昇格を果たしました。「本格型」では年度あたり最大2億円、最長10年間の支援となります。2023年11月、齋藤滋学長、池田真行理事、林篤病院長、張勁学長補佐、松田恒平理学部長、中川崇医学部副学部長、早川芳弘和漢医薬学総合研究所長および国際課職員が、大学間学術交流協定の締結および富山大学リエゾンオフィスの開所等を目的にインドネシアおよびマレーシアを訪問しました。 インドネシアへの訪問では、ハサヌディン大学薬学部と富山大学リエゾンオフィスに関する覚書を締結し、富山大学リエゾンオフィスを設置しました。また、ジェンデラル?ソディルマン大学と大学間学術交流協定の締結および富山大学リエゾンオフィスの開所が行われました。マレーシアへの訪問では、 2016年に部局間学術交流協定を締結したモナッシュ大学、2016年に大学間学術交流協定を締結したトゥンク?アブドゥル?ラーマン大学、 2013年に部局間学術交流協定を締結したマラ工科大学を表敬訪問しました。 今回のインドネシアおよびマレーシアへの渡航によって、研究交流及び学生交流の可能性が大きく広がりました。訪問先の皆様と連携?協力していくことで、国際交流の発展が期待されます。 本格型10年間の構想では、不純物を含むアルミスクラップから再生地金の幅広い利用を可能にし、製錬時のCO2排出量が大きい新地金の利用を減らすことでカーボンニュートラルに貢献できます。富山におけるリサイクルシステムと循環経済型社会を地域の産学官民の全ステークホルダーと共に構築し、アルミの環境付加価値を向上させ、地域企業の電気自動車(EV)等の新市場への進出を支援します。 これからも、本学は「産」「学」「官」そして「民」の協働で、富山ブランドの高付加価値リサイクルアルミの100%循環を実現することで、地域産業の活性化や新産業創出に貢献してまいります。研 究JST共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)地域共創分野 本格型に昇格社会貢献齋藤滋富山大学長が大学間学術交流協定の締結および2024年2月26日記者会見の様子富山大学リエゾンオフィスの開所のため5大学を表敬訪問

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