※富山県は、「名簿記載A」と「名簿記載B」に分けられます。1)一般教養は人文科学、社会科学、自然科学の領域にわたって出題されます。2)教職教養は、教育原理、教育心理、教育法規、教育史、教育時事などから出題されます。3)専門教科は、受験する学校種(小?中?高?特別支援など)、免許教科別(国、数、英など)に実施されます。◎論作文論作文は人物重視の傾向が強まる中、面接試験とともに評価のウェートが高くなってきています。◎実技試験実技試験の実施方法は様々ですが、内容は体育実技と各専門教科実技(音楽、美術、家庭、英語など)に大別されます。小学校では、体育実技(水泳など)や音楽(課題曲の演奏など)及び英語の3教科が多く、中学校?高等学校では各専門教科について行われます。なお、実技試験が廃止されている自治体もあるので注意が必要です。◎面接?口頭試問面接はますます重要視されており、筆記試験重視から人物重視へと移っています。形式は、個人面接、集団面接、集団討論、模擬授業などで、最近の傾向として集団討論を課すところが増えています。面接では明るくハキハキとした態度で臨みましょう。◎適性検査適性検査は、クレペリン検査及びYG検査の実施が多いようです。クレペリン検査(作業検査法)は、一定時間、連続的な加算作業を課し、作業経過と結果から性格適性を見る方法です。YG検査(質問紙法)は、質問項目に答えさせ、協調性?活動性?情緒特性などの性格特性を見る方法です。(エ)合格から採用まで2次試験の合格者には、教員候補者の選考に関する最終判定が下されます。判定は書類審査と試験結果などを総合判断して、合格※、補欠、不合格などの決定がなされます。合格者は、採用に対しての一定の基準に達したとみなされ、「公立学校教員採用候補(予定)者名簿」に登載されます。この名簿により教員採用を行います。48
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